(仮)

ヒマなオッサンのメモ

X68000 ACE でHxC Floppy Emulator

超連射68Kをやりたい!、ということで、 X68000 ACEの電源修復の次は、 HxC Floppy Emulatorを接続します。

X68000 の注意点

X68000では、標準的なFDDインターフェースに、イジェクトなどの独自拡張が加えられています。 (以下の表の「X68000拡張」)

HxC Floppy Emulatorでは当然拡張部分は未対応ですので、その部分だけは既存のFDDを利用する必要があります。

詳細は、HxC Floppy Emulator公式サイトのフォーラムに記述があります。

http://torlus.com/floppy/forum/viewtopic.php?f=19&t=465

内蔵FDDのピンアサインとHxC Floppy Emulatortとの接続

このため、内蔵FDDコネクタとHxC Floppy Emulatorを接続するケーブルには細工が必要となります。

内蔵FDDコネクタに接続したケーブルをピンごとに分岐させ、一方はHxCに、もう一方は内蔵FDDに接続します。

ピンと接続先は以下のとおりです。

# 内容 X68000拡張 内蔵FDDに接続 HxCに接続
1 option select 0 o o
2 disk type select o o
3 option select 1 o o
4 - o
5 option select 2 o o
6 drive select 3 o
7 option select 3 o o
8 index o
9 eject o o
10 drive select 0 o
11 eject mask o o
12 drive select 1 o
13 LED blink o o
14 drive select 2 o
15 disk in o o
16 motor on o
17 err disk o o
18 direction o
19 fdd int o o
20 step o
21 - o
22 write data o
23 - o
24 write gate o
25 - o
26 track 0 o
27 - o
28 write protect o
29 - o
30 read data o
31 - o
32 side select o
33 - o
34 ready o

(参考) https://www.gamesx.com/wiki/doku.php?id=x68000:floppy_pinout

そのケーブルを自作するとこうなります。

赤い線がピン1に対応し、そのままピン2、ピン3の順でピン34まで並んでいます。 表にあるとおり、ピン1,3,5,7,9,11,13,15,17,19を内蔵FDDにつなぐため、 対応する線を途中で切断して分離させ、別途用意したFDD34ピンコネクタ(オス)に接続します。

写真だと、接続部をグルーガンで固めてしまっているので分かりにくいですね。

以下の接続図を参照。

内蔵FDDのケーブル(写真左)をこのFDDコネクタに接続します。

自作ケーブル(手前のきれいな方)のコネクタをX68000本体に接続します。

HxC Floppy Emulator の電源

電源は別途用意する必要があります。

5V/500mA あればよいので、100円ショップで売っているUSB接続のACアダプタでもOKです。 ただし、ケーブルは、一方をHxC Floppy Emulatorに接続する電源コネクタに付け替えるよう改造する必要があります。 (写真右)

ACアダプタ側の線のうち、どれが5Vで、どれがGNDかは、テスターで確認します。

電源コネクタ側は赤が5V、黒がGNDです。 工作が下手で、なぜか折り返すようにつないでます。

接続して起動

HxC Floppy Emulatorにつなぐとこのようになります。 FDDケーブルは、突起がある側が下になるようにします。

X68000本体のFDDにはダミーのフロッピーディスクをセットします。

HxC Floppy Emulatorで読み込むディスクイメージを指定して電源を入れると

ようやく超連射68Kを起動できました。 長かった。

必要なパーツ

今回追加購入が必要だったものは以下の通りでした。